<p>オリンピックとSNS 選手のメンタルヘルスをどう守るか | NHKニュース</p><p>オリンピックとSNS 選手のメンタルヘルスをどう守るか #nhk_news</p><p>【NHK】北京オリンピック、9日に行われたスノーボード女子ハーフパイプ予選を1位で通過したアメリカのクロエ・キム選手は、前回のピョ…</p><p>中国のSNS上では朱選手の演技や中国代表に選んだことを批判する書き込みなどが相次いだということで、イギリスの新聞デイリー・メールは「中国代表として戦うためにアメリカ国籍を捨てた朱選手は、中国でバッシングにさらされている」と伝えています。 またロイター通信によりますと、朱選手は試合後に涙を流し「中国の人たちが、私が代表に選ばれたことに驚いていたのを知っていたので、大きなプレッシャーを感じていた」と声を震わせながら振り返ったということです。 “SNSとどうつきあっていくか” 日本では、スポーツ庁が今後の強化プランに心理面のサポートの充実を盛り込んでいるほか、北京大会でも選手の支援に当たっているJSC(=日本スポーツ振興センター)は国内の支援拠点とオンラインで結んで、選手のメンタル面での相談を受けるなど、取り組みに力を入れ始めています。 アスリートのメンタルヘルスに詳しい、国立精神・神経医療研究センターの小塩靖崇研究員は「著名な選手が声を上げたことによって、そのほかのアスリートも自分のメンタルヘルスについて考えるきっかけになり、医療関係者や研究者もアスリートのメンタルヘルスの実態を調べ始めたことで、この問題は前進している」としています。 また、SNSを通じたひぼう中傷については「SNSをすることで、ポジティブに働く人とそうでない人がいる。アスリートにとって、SNSとどうやってつきあっていくかというのは新たな課題だ」と指摘しました。 そのうえで「アスリートは屈強な体で強じんな精神を備えているべきだと捉えられてる文化があるが、そういったところにひとつ考えるきっかけを与えるもので、不安とか悩みとか心の不調は誰もが経験するものだ。アスリートだけでなく、若者のメンタルヘルスの問題に人材やお金が投資されるような社会になっていく入り口になれば」と話していました。</p>