4月9日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦/第2戦の公式予選が行われ、今季スーパーフォーミュラ・ライツにデビューする川合孝汰(Rn-sports 320)が第1戦のポールポジションを獲得。第2戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションとなった。
国内外のトップカテゴリーを目指すドライバーたちのカテゴリーとして、全日本F3選手権時代から長い伝統を誇る全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の2022年シーズンがいよいよ富士スピードウェイで開幕した。今季は13台がエントリーしたが、4月7〜8日に行われた4回の専有走行では、気温や風など変わりやすいコンディションに翻弄されながらも、上位陣は非常に僅差。予選で誰が今季最初のポールポジションを獲得するのかが注目となっていた。
迎えた4月9日は、8時50分から公式予選がスタートした。快晴ながら風があるコンディションとなったが、アウトラップから5〜6周目に続々とタイムが上がっていった。まず6周目に、最初に1分33秒秒台に入れる1分33秒858をマークしたのは、この大会で好結果を残し今後に繋げたい川合。これに木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)が続いた。
しかし直後にうまくスリップストリームを使いながら1分33秒706をマークしたのは、2回の公式合同テストで好調だった太田。1分33秒706をマークし、さらに木村も1分33秒987へタイムアップ。各車とも7周で一度目のアタックを終え、一度ピットインを行った。
セッションが残り10分を切ると、各車ともニュータイヤで続々とコースイン。再度アタックラップに入っていく。ここでまずはTOM’S勢が続々と1分33秒台へ。野中、平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、さらに小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)も33秒台へ突入した。
しかしそれをさらに上回ってきたのは川合。1分33秒248をマークしてトップに躍り出る。さらに太田も1分33秒381で2番手につけていくが、最後まで川合のタイムは更新されず、川合がスーパーフォーミュラ・ライツデビュー戦で嬉しい第1戦のポールポジションを獲得した。2番手には小高、3番手には太田がつけた。
一方、セカンドベストタイムで争われる第2戦は、太田がポールポジションを獲得。小高が2番手、川合が3番手という結果となった。第1戦の決勝レースは12時30分にスタートする。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第1戦公式予選結果 ※編集部集計
Pos. | No. | Driver | Car | Engine | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | 川合孝汰 | Rn-sports 320 | スピースA41 | 1’33.248 | 12/15 |
2 | 37 | 小高一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.365 | 13/14 |
3 | 2 | 太田格之進 | HFDP WITH TODA RACING | スピースA41 | 1’33.378 | 13/13 |
4 | 35 | 野中誠太 | PONOS Racing TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.382 | 11/14 |
5 | 38 | 平良響 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.401 | 14/14 |
6 | 1 | 木村偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING | スピースA41 | 1’33.492 | 11/14 |
7 | 36 | 古谷悠河 | Deloitte. HTP TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.742 | 12/14 |
8 | 50 | 菅波冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | スピースA41 | 1’33.834 | 13/13 |
9 | 63 | 平木玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 | 東名TB14F3 2020 | 1’34.053 | 12/13 |
10 | 62 | 平木湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 | 東名TB14F3 2020 | 1’34.370 | 11/13 |
11 | 4 | 今田信宏(M) | JMS RACING with B-MAX | スピースA41 | 1’35.576 | 14/14 |
12 | 30 | DRAGON(M) | TEAM DRAGON B-MAX 320 | スピースA41 | 1’35.705 | 14/14 |
13 | 11 | 植田正幸(M) | Rn-sports 320 | スピースA41 | 1’36.192 | 9/9 |
天候:晴れ 路面:ドライ
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第2戦公式予選結果 ※編集部集計
Pos. | No. | Driver | Car | Engine | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 太田格之進 | HFDP WITH TODA RACING | スピースA41 | 1’33.381 | 11/13 |
2 | 37 | 小高一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.385 | 14/14 |
3 | 10 | 川合孝汰 | Rn-sports 320 | スピースA41 | 1’33.460 | 14/15 |
4 | 35 | 野中誠太 | PONOS Racing TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.493 | 12/14 |
5 | 38 | 平良響 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.509 | 12/14 |
6 | 1 | 木村偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING | スピースA41 | 1’33.529 | 13/14 |
7 | 36 | 古谷悠河 | Deloitte. HTP TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 1’33.767 | 11/14 |
8 | 50 | 菅波冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | スピースA41 | 1’33.990 | 12/13 |
9 | 63 | 平木玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 | 東名TB14F3 2020 | 1’34.137 | 11/13 |
10 | 62 | 平木湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 | 東名TB14F3 2020 | 1’34.421 | 10/13 |
11 | 30 | DRAGON(M) | TEAM DRAGON B-MAX 320 | スピースA41 | 1’35.730 | 7/14 |
12 | 4 | 今田信宏(M) | JMS RACING with B-MAX | スピースA41 | 1’35.826 | 7/14 |
13 | 11 | 植田正幸(M) | Rn-sports 320 | スピースA41 | 1’36.221 | 7/9 |