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<p>台風1号 強い勢力に発達予想 来週後半は列島に影響の可能性 前線の動向も注意(気象予報士 吉田 友海)</p><p>【台風1号 強い勢力に発達予想 来週後半は列島に影響の可能性 前線の動向も注意】 台風1号は発達しながら北上し、暴風域を伴って「強い」勢力に。台風の進路の予想に幅..</p><p>台風1号は発達しながら北上し、暴風域を伴って「強い」勢力に。台風の進路の予想に幅があるような状況ですが、小笠原諸島や伊豆諸島に影響の恐れがあります。本州付近に熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込む可能性も。</p><p>台風1号は、8日(金)15時現在、カロリン諸島を西北西へ進んでいます。台風1号は今後、発達しながら、フィリピンの東を北西へ進み、暴風域を伴って、12日(火)は「強い」勢力になるでしょう。 台風の勢力とは最大風速で決まり、「強い」勢力とは、強い方から3番目の強さです。 14日(木)以降の台風の進路予想は気象庁からまだ発表されていません。ただ、各国の気象機関の計算などでは、東よりに向きを変えて、小笠原諸島や伊豆諸島などに影響を与える恐れがあります。 上の図はスーパーコンピューターの計算の一つです。台風の進路の予想に幅があるような状況ですが、来週後半以降、熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込み、本州付近に延びる前線が活発化し、雨雲が発達する可能性があります。雨量が多くなる恐れがあり、今後の台風や前線の動向に注意が必要です。 土砂災害から身を守るための情報は これからの台風シーズンや梅雨時の大雨シーズンに向けて、土砂災害から身を守るために、事前に次の2つの情報をチェックすると良いでしょう。 1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。 2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。</p>