キヤノンオプトロン(茨城県)は独自開発した全固体リチウムイオン電池(LiB)用酸化物系固体電解質の事業化を進める。産業技術総合研究所(産総研)と共同で基礎技術の確立と製品化に向けた性能は確認ずみで、2022年度内に生産設備を設置し、23年度早々より量産を開始する。同社の酸化物系固体電解質は600~700度C程度で焼結できることが特徴で、出力向上とプロセス時の省エネ化などのメリットが期待できる。ウェアラブルデバイス向けなどの小型電池の適用からスタートし、将来は車載用大型電池へと発展させていく構想だ。
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