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<p>コロナ感染「申し訳ない」職場復帰で“菓子折り”持ち謝罪? | NHKニュース</p><p>「仕事休んで申し訳ありません」 感染や濃厚接触、保育園休園など誰がいつ休んでもおかしくない今、職場復帰に菓子折を持っていくか、ネット上ではさまざまな声が。 一方、率先してやめた人や「菓子折不要」を宣言した職場も。 菓子折や謝罪って、必要なんでしょうか?</p><p>【NHK】感染や濃厚接触などで会社を休んだ後に菓子折を持っていくか、さまざまな声が上がっています。「謝罪」って必要なんでしょうか?</p><p>「翌週、同僚が菓子折を買ってきて配っていたので、上の立場の人から言わないと慣例はなかなか変えられないと思いました。自分のささやかな勇気は何だったのか、という感じです」 モヤモヤする思いを抱えつつも、今後も菓子折は買わない方針でいくと決めました。 「若手には『お互いさまなのでいちいち気をつかわなくていいよ』と声をかけるようにしています。菓子折を買う人を悪く言うつもりはなく、お互い気をつかわないで過ごせるようになればと思います」 「申し訳なさ」軽減できるか 取材を進めると、仕事を休んだ時に過剰な「申し訳なさ」を感じないで済むよう、取り組む職場があることがわかりました。 東北地方で接客業をしている里美さん(仮名・30代)の職場では、体調不良などを理由に仕事を休んだ際「お菓子を持ってきておわびするのはやめる」と上司が呼びかけたことをきっかけに、数年前から休み明けに菓子折を渡す慣例がなくなりました。 里美さん自身はどちらかというと、菓子折を持っていくことに抵抗はありませんでした。しかし職場には、シングルマザーや学生、フリーターなどが多く、欠勤で給料が減る上、菓子折まで準備して金銭的な負担が増えるのはよくないと上司が判断。 「負担に感じる人がいるなら必要ない文化だ」と、里美さんも思うようになっていったといいます。 職場に感染した人や濃厚接触者、子どもの休校・休園などによる欠勤者が出た場合も、職場に復帰する際に菓子折を持っていくことはなく「お休みありがとうございました」とお礼を言い、お礼を言われた側も「大変だったね。またきょうからよろしくね」と、温かい雰囲気で迎えたといいます。 そうした中で一度だけ、職場で初めて濃厚接触者に認定されて欠勤した同僚が申し訳ないと思って菓子折を持ってきたことがありました。</p>