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朔太郎像〈ぬすつと犬めが、くさつた波止場の月に吠えてゐる〉〈いつも、なぜおれはこれなんだ、犬よ、青白いふしあはせの犬よ〉口語自由詩の確立者と言われる詩人の萩原朔太郎(1886~1942年)の作品「悲しい月夜」の一節。大正6年に刊行した第一詩集『月に吠える』に収められている。いま読んでも、…