WRC世界ラリー選手権の今季第3戦『クロアチア・ラリー』が4月21~24日に開催されるのを前に、最高峰カテゴリーで覇を競い合うトヨタ、ヒュンダイ、Mスポーツ・フォードの3陣営が各々プレシーズンテストを実施。その模様をTwitterなどのSNSに投稿している。
開幕2戦を終えた段階で、ドライバー/コドライバー/マニュファクチャラーの3選手権をリードしているTOYOTA GAZOO Racing WRTでは、5日にエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組がトヨタGRヤリス・ラリー1をドライブ。今季最初の純ターマック(舗装路)ラウンドに向け、準備を進めた。
また、翌6日にはポイントリーダーであるためクロアチアで2年連続の出走順1番手となるカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組がテストを実施しており、この両ペアの走行映像が公式SNSで公開されている。
新規定“ラリー1”レギュレーションが採用されてから初めて行われた、今季開幕戦『ラリー・モンテカルロ』でワン・スリー・フィニッシュを飾ったMスポーツ・フォードWRTは、エース格のクレイグ・ブリーン/ポール・ネイグル組がターマックでテスト走行を実施したことを明かしている。
また、クロアチアでシーズン2度目の表彰台獲得を目指すブリーンも自身のTwitterを更新し、フォード・プーマ・ラリー1のターマックでの感触が良好であることを“OKサイン”の絵文字付きで表現した。
一方、2022年シーズンまだ勝利のないヒュンダイ・シェル・モビスWRTは、公式なアナウンスがないもののクロアチアでのプレイベントテストを完了している。これはクロアチア・ラリーの公式SNSによって明らかにされたものだ。
なお、第3戦クロアチアで引き続き3台目のヒュンダイi20 Nラリー1をドライブするオリバー・ソルベルグは、自身のSNSアカウントでテスト時に撮影された動画と写真を紹介している。