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IoTスタートアップobnizeの通信ゲートウェイが東京都のコロナ自宅療養者向け血中酸素飽和度監視システムに採用

あらゆる人がIoTの恩恵を受けられる世界を目指すobniz(オブナイズ)は2月1日、「obnizBLE/LTE(encored)」(obniz BLE/LTEゲートウェイ)が、東京都のコロナ自宅療養者のためのSpO2(動脈血酸素飽和度)遠隔監視システムの通信用ゲートウェイとして採用されたことを発表した。

obniz BLE/LTEゲートウェイは、医療機器メーカー「三栄メディシス」が販売する、心電図とSpO2が同時に長時間測定ができるバイタルデータ測定医療機器「Checkme Pro B ADV」(チェックミープロBアドバンス)と組み合わせて、「ウェアラブル型パルスオキシメーター遠隔監視システム」として、まずは多摩府中保健所と多摩立川保健所の2カ所から貸し出しが行われる。

自宅療養者に貸し出される機器

自宅療養者に貸し出される機器

このシステムは、チェックミープロBアドバンスで測定されたSpO2値が、obniz BLE/LTEゲートウェイでLET回線を通じてクラウド上の遠隔監視システムに送られ、一定の値を下回った時に所定の通知先(今回は保健所の職員)にメールが送られるというもの。自動的に通知されるので、容体が変化した際、自宅療養者が自分で電話連絡を行う必要がない。また保健所も電話応対に追われることなく、いち早く状態の把握ができる。

obnizBLE/LTE(encored)

obnizBLE/LTE(encored)

obniz BLE/LTEゲートウェイは、中継機としての機能に特化したプラグ一体型となっており、コンセントに挿入するだけで使えるようになる。設定操作が一切不要なため、技術的な知識のない人でも誰の手も借りずに設置できる。

なお、自宅療養者への機器貸し出し、回収、利用方法などの問い合わせに対応するコールセンター業務は、ソフトバンクのグループ会社リアライズ・モバイルがGENieやサンクネットといったパートナー企業と連携して行う。