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2016年から2020年までの5年間、映画監督の青山真治が記した日記が一冊の書物になった。物凄(ものすご)い量の映画を観(み)て、考えて、文章を書く。食べて、猫と遊ぶ。濃密な日常の描写を驚嘆しながら読んでいたら、著者の訃報に接した。酒を浴びるほど飲み、小さな諍(いさか)いをし、それでも映…