<p>7年前に打ち上げられた米のロケットの残骸 3月に月に衝突する恐れも – ライブドアニュース</p><p>【今年3月に】7年前打ち上げた米ロケットの残骸、月に衝突の恐れ 意図せずに人工物が月面に衝突するのは極めて異例。今回、仮に残骸が衝突しても、月の環境に深刻な影響を及ぼす可能性は低いと見られている。</p><p>7年前に打ち上げられた米スペースX社のロケット「ファルコン9」。残骸が3月に月に衝突する恐れがあると、複数の米メディアが報じた。ワシントン・ポストは「ゴミの問題」に触れた天文学者の警告を紹介している</p><p>【ワシントン=冨山優介】7年前に打ち上げられたロケットの残骸が、3月に月に衝突する恐れがあると、複数の米メディアが報じた。 役割を終えた探査機などを月面に落下させることは過去にあったが、意図せずに人工物が月面に衝突するのは極めて異例とみられ、注目を集めている。 衝突が予測されているのは、米スペースX社のロケット「ファルコン9」の上段部(重さ約4トン)。米海洋大気局(NOAA)の観測衛星を搭載し、2015年2月に打ち上げられた。その後、上段部は地球の大気圏へ落下することなく、残骸として宇宙を漂っていた。 米メディアによると、この残骸を追跡していた米国の専門家が、3月4日に月の裏側に衝突する可能性が高いとの軌道計算結果をインターネット上で公表した。他の複数の専門家も同様の見解を示したという。 運用を終えた月探査機を月面に落下させるケースはあり、日本の「かぐや」も09年、月面へ落とされた。 今回、仮に残骸が衝突しても、月の環境に深刻な影響を及ぼす可能性は低いと見られているが、米紙ワシントン・ポストは「(地球から離れた)深宇宙への参入者が増えるほど、そこに放置されるゴミの問題にもっと注意を払う必要がある」という天文学者の警告を紹介している。</p>