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トヨタ、富士スピードウェイ、東和不動産(4月27日にトヨタ不動産に改名予定)の3社が「富士モータースポーツフォレスト」プロジェクト(約250ヘクタール)を発表した。
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モータースポーツを起点にした街づくりをめざす同フォレストは:(1)富士スピードウェイ(以下FSW)、(2)リラックスできる施設、(3)ガレージ、の3つで構成される。(1)ではレース開催日以外にも多様な経験ができる施設やドッグラン、キャンプを楽しみながらレースが観戦できる体制が整う。(2)にはホテル、モータースポーツ関連のクルマが見られるミュージアム、温浴施設が揃う。(3)ではレーシングカーの開発シーンを間近で見ることができ、エンジニアやメカニックと触れ合える環境が作られる予定だ。今秋、まずホテルとミュージアムが同時に開業し、ガレージは23年度から順にオープンしていく。そしてFSWが開設60周年を迎える26年までに全体の完成をめざして事業は進められていく。
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20220406_01_13執行役員の佐藤恒治さんは「モータースポーツをキッカケにして、消費者のモビリティに対する関心が高まるよう取り組んでいきたい」と狙いを語った。また、来場者数の見込みについて東和不動産の山村知秀・社長は「現在、FSWには年間70万人が来場しているが、これを年間100万人に引き上げたい」と語った。

なお、同時に発表された藤和不動産の改名について山村社長は「トヨタ・グループに属していることが外からわかりづらかった。弊社は約70年の歴史があり、事業の幅を広げていくタイミングに合わせて社名変更を決めた。トヨタの名を冠することで責任の重さを感じていて身の引き締まる思いだ」「エリアを広げながら、さまざまな街づくりにチャレンジしていきたい」と説明した。