ケッセル・レーシングは4月4日、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、およびル・マン24時間レースで『フェラーリ488 GTE Evo』をシェアする2022年シーズンのドライバーラインアップを発表した。
今季の夏以降に“ウイングレス”のル・マン・ハイパーカー、『プジョー9X8』でWEC世界耐久選手権に参戦予定であるプジョー。同ブランドのワークスドライバーであるミケル・イェンセンと、シルバー格にレーティングされているデンマーク人ドライバーのフレデリック・シャンドルフ、この2名がケッセル・レーシングに加わり木村武史とともに2022年のELMS、ル・マンを戦っていく。
この体制はスイス籍のケッセル・レーシングと、木村が率いるCARGUY Racingのパートナーシップが継続されることを意味している。
昨年、WECのシーズン途中にチームに合流したイェンセンは、CARGUYの創設者である木村とともにチーム復帰を果たす。一方、インターナショナルGTオープンのチャンピオンであるシャンドルフは、同チームでGTEクラスにデビューを果たす予定だ。
彼らがステアリングを共有するマシン、57号車フェラーリ488 GTE Evoはケッセル・レーシングのバナーの下、ELMSのGTEクラスに参戦し、WEC第3戦として6月に開催されるル・マンではLMGTEアマクラスにエントリーしている。
Sportscar365は、CARGUYがWECへのフルシーズンエントリー枠を確保できなかっため、今回の体制に関連するプログラム改訂につながったと理解している。
ケッセル・レーシングが挑む2022年ELMSは、4月12日にポール・リカールで行われるオフィシャルテストを経て4月17日、同地で開催される第1戦ル・キャステレ4時間で開幕する。