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<p>【巨人】ドラ3赤星優志に原監督「ひょうひょうと、しかし力強く投げられる。鹿取さんみたいな感じだね」</p><p>ドラ3赤星優志に原監督「ひょうひょうと、しかし力強く投げられる。鹿取さんみたいな感じだね」 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人のドラフト3位・赤星優志投手(22)=日大=が春季キャンプ第2クール初日の5日、同2位・山田龍聖投手(21)=JR東日本=らと1軍練習に参加した。ブルペンで投球を見守った原辰徳監督(63)は、巨</p><p>人などで通算131セーブを記録した鹿取義隆氏(64)をほうふつとさせるマウンドさばきを絶賛した。 赤星の投球は捕手のミットにぴしゃりと収まった。原監督が見守る中、1軍練習に参加し、ブルペンで69球を投げた右腕は「真っすぐの投げ分け、内外角の制球というのは自分でも得意で、武器にしている。そこを意識した」と充実の表情。ツーシーム、カットボールなどを交え、捕手の構えを外さない制球力を披露したが「最初のライン出しで10球中6球のストライクだったので60点ぐらい。10球中10球を目指してやっていく」と課題も口にした。 チェックした指揮官は満足そうだった。「ストライクを取ることには全く不安はなさそうだしね。そこ(ゾーン内)で勝負できそうな、いろんな球を持っている。ひょうひょうと、しかし力強く投げられる。鹿取さんみたいな感じだね。洗練された完成度が高いように見える」と太鼓判。投球フォームは違うが、現役時代に右のサイドスローで通算131セーブを挙げた鹿取氏のようなコントロールや投げっぷりを感じ取って絶賛した。 制球良く、表情を変えずに淡々と投げ込む姿は、現役時代の鹿取氏と重なる。「表情に気持ちが出ると相手に伝わって味方の守備にも影響するので、あまり表情には出さないようにしています」という赤星は「結構、つまらない人生を送っています。ガッツポーズも小さい頃からしたことがなくて、どうやってやればいいかわからない」と笑いを誘った。 「ガッツポーズはとっておきに、ためておきます。ここぞで出します」と続けた右腕は1軍キャンプで爪痕を残し、2軍に戻った。東京Dのマウンドを夢見て、これからもアピールを続けていく。(水上 智恵) ◆レジェンド鹿取 リリーフエースとして80年代の王巨人を支えた。王監督の「ピッチャー、鹿取」の号令はおなじみとなり、87年には63試合に登板。「鹿取大明神」と呼ばれたほか、世間でも上司に酷使されるという意味の「かとられる」が流行語になったほどだった。西武時代の92年には、日本のリリーフ投手として初めて年俸1億円に到達した。 ◆赤星 優志(あかほし・ゆうじ)1999年7月2日、東京都生まれ。22歳。日大鶴ケ丘高でエースを務めた3年夏(17年)は西東京大会4回戦で敗退し、甲子園出場なし。日大では、4年春に東都2部リーグで3勝1敗、最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率0.78で1部昇格に貢献。秋は1部初登板から2戦連続完封勝利を収めるなど2勝3敗。175センチ、78キロ。右投右打。</p>