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北朝鮮が輝いて見えた時代が、かつてあった。それを象徴するのは浦山桐郎監督の映画「キューポラのある街」だろう。貧しくも健気(けなげ)な少女ジュンの成長を描いた作品は、在日コリアンの少年サンキチの帰国をめぐる物語でもある。ちょうど60年前の4月に封切られた。▼駅頭での別れのシーンが印象…