プラスチック加工を手掛けるタカギセイコー（富山県高岡市）は、回転成形技術を応用した新規アプリケーションの開拓に取り組む。来るべき水素社会での貢献が期待される水素貯蔵タンク用ライナーでは、アクティブベントによるボイドレスおよび、基本金型に入子を継ぎ足すことでシームレスな長尺物の生産が容易なことを売り込む。また、金属製タンクの内面を樹脂コーティングするロトライニング技術により、昨今増えつつある燃料と尿素水を１つのタンクで賄うトラック用の”コンビタンク”向けの成形技術を開発した。回転成形自体は古くからある技術だが、時代の要請に即した応用展開で新たな需要を創出する。
The post タカギセイコー、回転成形で新市場創出 first appeared on 化学工業日報.