4月3日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦スーパーバイクレースinもてぎのST1000クラスの決勝を終え、表彰台に登った高橋裕紀（JAPAN POST Honda Dream TP）、南本宗一郎（AKENO SPEED・YAMAHA）、前田恵助（Team GYTR）が戦いを振り返った。
■高橋裕紀／APAN POST Honda Dream TP（決勝：優勝）
「（渡辺一馬選手の）ペナルティは知りませんでした。僕は単純に勝ちたかっただけです。でも一馬選手には隙がなかったし、バックマーカーも入ってきて勝負ができず、今回は完敗でした。悔しいですが、次につなげていきたいです」
「ピットを出ていく前からスリックタイヤと決めていました。サイティングラップで路面状況を見て、よっぽどであれば替えようとは思っていましたが、（レインタイヤに）替えなくてよかったです。バイクの仕上がりは悪くなかったのですが、一馬選手よりも僕の方がラインの自由度が少なかったです。今年から足回りがショーワとニッシンになり、自分の走りに合わせ込む時間が十分ではありませんでした。でもここまで戦える状態にはなったので、ここからもっと詰めていきたいです」
「レース内容に関しては悔しい気持ちですが、チームやスポンサー、応援してくれた方々は優勝をすごく喜んでくれました。その部分では優勝できてよかったと思っています」
■南本宗一郎／AKENO SPEED・YAMAHA（決勝：2位）
「今年はST1000の2年目で、去年はランキング3位でした。今年は渡辺一馬選手と高橋裕紀選手がいて、自分は影に隠れちゃうかなと思ったから、もっとアピールしたいと臨みました」
「でも今回はなかなかそうはいきませんでしたね。もてぎには苦手意識があるのですが、その中では最低限、求められている表彰台を獲得できたことはよかったです」
「次戦以降は好きなコースが続くし、トップ争いしない限りは先がないと思っています。次こそ絶対に倒します」
■前田恵助／Team GYTR（決勝：3位）
「今年はスポット参戦で、今回の参戦しか決まっていない状況です。だから結果を残さなきゃと思っていました。いろいろなテストをしているので、自分のやりたいようにはできなかったりもするのですが、最低限のことはできています。今日は渡辺選手と高橋選手に付いていこうと思ったけれど、後半はドライコンディションになり、ついて行くことが難しかったです。今日は渡辺選手のペナルティがなければ、表彰台には乗れていません」
「もし次戦も出ることができれば、次は自分が好きなコースのSUGO。すごく出たいので、今回の結果を持ってヤマハと話をしたいです。出場がかなったときは、もっと前でゴールしたいです」