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文明開化という時代の激変期に、古くから伝わる「怪異」が存在感を保つ。舞台は、その混沌(こんとん)とした明治初期の東京である。 両親を亡くし、大阪から親戚を頼って上京した主人公の少女イカルは、目利きの才を買われ、博物館の裏にある蔵で怪異にまつわる品々の整理を任される。ところが台帳と…