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ミステリー作家の江戸川先生は、町を散歩しているとき、ある素晴らしいアイデアを思いつき、メモをとろうとしたが、あいにくメモ用紙もペンも持ち合わせていなかった。 忘れないうちにと、あわてて近くの文房具店に飛び込んだのだが、財布には、いちばん安いボールペンかメモ用紙のどちらかを買うだけ…