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天台宗は鎌倉期以降、東国(関東)に教線を展開し、比叡山の学問を広めた。その重要な役割を担ったのが談義所と呼ばれる学問所で、1571(元亀2)年の織田信長による叡山焼き打ち以降は、関東の天台が教相・事相の両面で中世からの伝統を守るようになっていた。関東における天台宗談義所についての研究…