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和菓子の多くには季節感がある。新年を寿(ことほ)ぐものや梅の季節の「鶯(うぐいす)餅」。さて今頃の時期にはなんだろう。冬でもあり春でもある気象だ。無難に羊羹(ようかん)、いや饅頭(まんじゅう)とするか。 合同句集『此岸』〈30周年記念〉より。