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<p>ダイソン初のウェアラブルデバイス、ヘッドフォン&空気清浄機「Dyson Zone」という提案(写真ギャラリー)</p><p>ついに空気清浄機が真の“ウェアラブル”になる──。</p><p>空気清浄機とワイヤレスヘッドフォンを一体化させた製品を、ダイソンが3月30日に発表した。同社がウェアラブルデバイスと位置づける「Dyson Zone」は、いかなるデザインと機能性を備えているのか。写真とともに紹介しよう。</p><p>ついに空気清浄機が真の“ウェアラブル”になる──。空気清浄機とワイヤレスヘッドフォンを一体化させた製品を、ダイソンが3月30日に発表した。その名も「Dyson Zone」と名付けられたこの製品を、ダイソンはウェアラブルデバイスと呼び、「ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン」と位置づけている。 「ダイソン初のウェアラブル空気清浄ヘッドホン」を謳うDyson Zoneは、ハウスダストや粒子状物質、有害なガスなどの空気中の汚染物質を除去する空気清浄機の機能に加え、ノイズキャンセリング機能を備えたヘッドフォンを一体化している。汚れた空気も外部の騒音もシャットアウトする、というわけだ。 ヘッドフォンの左右のイヤーカップにはこれまでのダイソン製品で最も小さいというモーターが搭載され、コンプレッサーが2層フィルターを介して空気を吸い込む。そして非接触型シールドを通して、浄化された空気を着用者の鼻と口に左右から送る仕組みだ。ここにはダイソンが培ってきた空気の浄化や気流制御、小型モーターなどの技術が生かされている。 ヘッドフォンにはアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)機能が備わり、外部の音を遮断して音楽を楽しめる。緊急のサイレンや情報のアナウンスなどの重要な音を増幅する「トランスペアレンシーモード」や、空気清浄機能をオフにして会話を鮮明にする「会話モード」も用意される。非接触型シールドを取り外し、ヘッドフォン機能のみを使うことも可能だ。 空気清浄用には静電フィルターと活性炭フィルターが用いられている。静電フィルターはハウスダストや花粉、細菌など、PM0.1レベルの微粒子を帯電によって99%捕捉するという。活性炭フィルターは、NO2(二酸化窒素)やSO2(二酸化硫黄)、オゾンなどのガスを捕捉すると訴求している。 ただし、あくまで大気汚染を意識して開発された製品なので、シールドは顔に非接触で密閉されていない。このため飛沫対策に密閉性を高めるアタッチメントとして、マスク着用が求められる公共の場で使用できる「コミュニティフェイスカバー」や、FFP2準拠の「FFP2フェイスカバー」の同梱が予定されている。 Dyson Zoneは一部地域で2022年秋に発売される予定だ。価格は未定で、現時点で日本での展開については決まっていない。</p>