もっと詳しく

PCを使用しているとIT用語がこれでもかと登場しますよね。
その都度調べるけど、ある用語の説明に別の用語が使われていてよくわからなくて放置していたりしませんか?
ということで、本当に基礎的な用語からあまり聞かない用語まで気になった用語を順次調べて自分の言葉でまとめていこうと思います。

今回は「ファームウェア」についてです。

初めに

IT用語をまとめたサイトは数多くあります。
あるのですが、詳しく説明しようとしているのか情報過多になって、結局何が言いたいのかわからないサイトが非常に多いです
また、編集者が知ってて当たり前と認識している内容の説明はスルーしていることも多々あります。

私は一応電気電子が専攻なので、IT用語は基礎中の基礎から知りたいのです。
その為、こうして自分で調べて自分なりに自分の言葉でまとめておこうと思ったわけです。

本記事は、タイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。

また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。

詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。

ファームウェアとは?

ファームウェアとは、ハードウェアメモリ領域に書き込まれているハードウェア制御用のソフトウェアのことです。
ファームと呼んでいることが多いです。

ファームウェアはハードウェアを制御する・動作させる専用のソフトウェアです。
専用なので、その機器を制御する用途以外には全く使えません。
ということは、基本的に書き換える必要が無いソフトウェアなんですね。
なので、ファームウェアは機器のメモリ領域に書き込んでしまっているのです。
そのハードウェアにしか使えないのならセットにしておけばいいですからね。

ファームウェアは英語で[firmware]と書きます。
[firm]には[固い・確固たる]という意味があります。
機器に組み込まれていて基本的に書き換えることのない確固たるソフトウェアだからファームウェアなのです。

ハードウェアを動かす為のソフトウェアがファームウェアなので、「コンピュータを起動する」という仕事もファームウェアの領分だったりします。
なので、コンピュータを操作する為の根幹を担うシステムであるOSを起動するより前の段階の制御をファームウェアが行っているのです

基本的には書き換えないとは言っても、意図していない不具合が後から判明した場合、そのファームウェアは修正して書き換えなければなりません。
昔はハードウェアを取り外さない限りファームウェアの書き換えはできなかったのですが、フラッシュメモリが登場してからは普通に書き換えができるようになりました。

ちなみに、ファームウェア書き換え中に電源が切れたりして書き換えが中断されると、一度真っ新な状態に戻さないと動かなくなる可能性が高いです
よくよく考えると当然のことで、ハードウェアを動かす根幹部分のソフトウェアであるファームウェアを書き換えていたわけですので、ファームウェアが中途半端に書き換えられた状態になってしまうと根幹が成り立たなくなってハードウェアが動かなくなるんですよ

まとめ

ファームウェアとは、ハードウェアのメモリ領域に書き込まれているハードウェア制御用のソフトウェアのことです。
これが書き込まれていないとコンピュータは起動さえしません。

以上、「ファームウェア」についてでした。