<p>【北京冬季五輪】 「最も分断生んだ」五輪が開幕 厳格な感染対策と外交ボイコット – BBCニュース</p><p>BBCニュース -【北京冬季五輪】 「最も分断生んだ」五輪が開幕 厳格な感染対策と外交ボイコット</p><p>新型コロナウイルス対策の厳しい制限措置に人権侵害疑惑、外交ボイコット……。政治的緊張をはらんだ北京冬季五輪が4日夜、開幕する。</p><p>新疆ウイグル自治区の地元政府が公開した動画には歌って踊る子どもたちが登場する。画面下には北京2022の公式スローガン「Together for a Shared Future」(未来に向かって一緒に)が表示されている アメリカの選手たちと親交のある、アメリカの元五輪代表のノア・ホフマン氏(32)は、この瞬間を「一緒に」することに神経をとがらせる選手たちがいる理由を教えてくれた。 「大会で発言する選手は1人もいないと思うし、そうすべきとも思わない」と、ホフマン氏はBBCに述べた。「自分がその場にいたら、口をつぐんでいると思う」。 クロスカントリースキーでソチ大会と平昌大会に出場したホフマン氏は現在、スポーツマンとスポーツウーマンの権利向上のための活動を行っている。 「リスクが大きすぎる。(中略)これは国際オリンピック委員会(IOC)の怠慢だ。リーダーシップが発揮されていないからアスリートがこのような立場に置かれている」と、米東海岸の拠点から取材に対応してくれたホフマン氏は語った。 北京大会に出場するチームメイトに話を聞いたところ、大会までの道のりは「これまで経験したことがないもの」だと言っていたという。 ある選手は、「競技や、自分たちのパフォーマンス」に関する打ち合わせが1度もなかったとホフマン氏に話した。アメリカの五輪関係者との事前ミーティングは、中国滞在中の新型ウイルス対策や選手の安全面の話が中心だったという。 中国当局は選手に対し、常に中国の法律を順守しなければならないと警告している。ホフマン氏は、何千人ものウイグル族を収監したり、「とんでもない」虐待を行っていることについてアスリートが「自由に発言できる」という考えは「全くの誤り」だと考えている。 習主席は効率的で安全な大会の実現を約束している。開会式にむけて数日前から聖火リレーが始まり、店頭に並ぶ無数の商品やサービスには五輪マークが施されているなど、多くの点では、北京五輪も通常の五輪のように見える。 冬季五輪は4年に1度、寒々とした中で開かれる。しかし今回は、より一層冷え込んでいるように感じる。国際舞台の場で中国とアメリカの間に生じた大きな亀裂が、この大会を特徴づけている。 この瞬間もバブル内では、アスリートたちがただひたすら競技に打ち込んでいる。 【北京冬季五輪】 隔離バブル、人工雪、人権問題……5つの注目ポイント (英語記事</p>