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<p>「たこ焼き温めただけなのに」電子レンジから煙…加熱しすぎで火災急増 : 社会 : ニュース</p><p>「たこ焼き温めただけなのに」電子レンジから煙…加熱しすぎで火災急増 #社会</p><p>電子レンジから出火する火災が増え、東京都内で昨年、過去最多の65件に上ったことが東京消防庁への取材でわかった。加熱のしすぎや誤使用などが原因で、コロナ下で使用機会が増えた影響もあるとみられる。春の新生活で慣れない製品を</p><p>使う人も多く、注意が必要だ。(石沢達洋) 「たこ焼きを温めただけなのに……」。先月8日昼、江戸川区のパート清掃員の女性(81)は皿に載せたたこ焼き3個を電子レンジに入れ、いつもと同じように加熱したつもりだった。 だが、居間で待っていると、キッチンのレンジから白い煙が上がり、火災報知機が鳴った。慌ててレンジの扉を開けると、たこ焼きは真っ黒焦げだった。 「加熱のしすぎです」。駆けつけた消防隊員からそう言われたが、突然の出火でパニックになり、自分が「あたため」ボタンを押したのか、加熱時間を設定したのかも覚えていない。 レンジは約15年前に購入したもので、これまで故障もなく、女性は「毎日使うレンジからまさか煙が出るとは」と怖がっていた。 東京消防庁によると、都内の電子レンジ火災は2012年に22件だったが、新型コロナウイルスの感染が拡大した20年は51件、21年は65件に増えた。今年も先月末時点で前年同期比15件増の27件に上っている。</p>