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ランクル300 1500万円で落札!? フェアレディZ、日産軽EV…新型車登場スケジュール&納車時期など最新情報をお届け!!!

 毎月200店以上の新車ディーラーを回り『生』の新車情報を届けてくれる遠藤徹氏。

 今回はランル300が1500万円で落札(!)、新型フェアレディZ先行予約、新型ステップワゴンの発表時期…などなど、新型車の情報を中心に、国内クルマ業界の最新情報をまとめてお届けします!!

※本稿は2022年2月のものです
文/遠藤 徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年3月26日号

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■トヨタ ランドクルーザー300がオークションで1500万円!?

 トヨタが昨年8月に発売したランドクルーザー300が、某所の中古車オークションにて1500万円のプレミアム価格で落札されたそうです。

 同モデルは納期が4年待ちになっている超人気モデルで、発売時に「1年間は所有し、売却しない」といった誓約書を成約者に書かせて販売しているモデルです。この約束が破られオークションに出品されたというのだから驚きです。

 1500万円の落札価格にも驚かされます。車両本体価格が770万円のGRスポーツに100万円のオプション&付属品をつけて法定、法定外費用を含めても購入価格は900万円くらいのはずです。

 これには1500万円で落札しても、海外に輸出すれば、さらに高く売ることができて儲かるとの業者サイドの判断があるようです。

クルマ業界も「転売ヤー」なのか…?(写真GR SPORT)

■日産 新型フェアレディZの先行予約を4月下旬に開始

 日産は6月下旬に発売する新型フェアレディZの先行予約を4月下旬に開始する予定です。

 グレード構成は、ベーシックグレード、上級モデルにバージョンS、バージョンT、バージョンSTがあり、全4タイプを設定します。

 主な装備差は最上級のバージョンSTには、19インチアルミホイール、専用フロント&リアスポイラー、ヒーター付き本革シート、8スピーカーボーズサウンドシステムなどが装備されます。

 バージョンTは18インチアルミホイール、本革&スエード調シート、電動パワーシートが装備され、バージョンSは19インチアルミホイール、パワーシートなしなどが設定されます。緊急自動ブレーキやLEDヘッドランプ、ETCなどは全グレードに標準装備されます。

 パワーユニットは3Lツインターボ、トランスミッションは6速MT&9速ATを設定します。ボディカラーは2トーン6色、モノトーン3色、合わせて9色のラインナップとなります。車両価格は500万円台から800万円程度の設定になりそうです。

■日産の軽ベース電気自動車は4月発表、6月発売へ

日産は新型の軽ベース電気自動車を今年4月に発表し、6月に発売する見通し。写真は今年1月公開された、姉妹車となる三菱の軽EVプロトタイプ

 日産が2022年度初頭の登場を公表していた軽自動車ベースの新型電気自動車は、そのデビュー予定を、4月発表、6月発売でスケジュール調整している模様です。

 なお、姉妹車となる三菱ブランド車のほうも同時に発表、発売する見通しです。

■ホンダ ヴェゼルの納期は依然として半年以上待ちの状況

 ホンダが昨年4月に発売したヴェゼルの納期が依然として、半年以上待ちの状況が続いています。ガラスルーフ仕様の「プレイ」はさらに延び、1年待ちとなっています。

 販売のメインになっているハイブリッド車の納期は半年待ち以上です。ガソリン車のほうの納期は比較的早めであり、3カ月程度で納車できるケースもあります。

 納期遅延が改善されない理由は、好調な売れゆきを続けているうえ、コロナ禍によって半導体を中心とした部品供給の遅れで生産が滞りがちになっているためです。

■ホンダ 新型ステップワゴンの発表は5月26日、発売は27日

 ホンダは2月上旬に新型ステップワゴンの価格を決定し、先行予約を開始しました。発表は5月26日、発売は翌27日になります。

 車両本体価格は1.5Lターボが299万8600〜365万3100円、2Lハイブリッドが338万2500〜384万6700円で、従来モデルに比べると約30万円の価格アップとなっています。

 売れゆきは今のところ好調な滑り出しを見せており、2月中旬現在の納期は5カ月待ちの7月となっています。先行予約期間中の受注目標は営業マン1人1台の2万台に設定しています。

 初期受注のグレード比率では大部分が最上級の「スパーダプレミアムラインハイブリッド」で占められています。当面は実質金利1.9%の残価設定クレジットを設定し、売り込みを強化しています。

 グレード別車両本体価格は次のとおりです。

新型ステップワゴン価格 ※表中の価格などは遠藤氏調べ

■ホンダ シャトル、インサイトなどの販売終了は今年中盤から?

 ホンダのシャトル、インサイト、CR-Vが今年中に販売終了することは、すでに各ホンダ販売会社に伝えられています。そのXデーがいつになるかは、まだ明らかになっていませんが、今年中盤から今夏にかけて実施される見通しが強くなっています。

 ほかの関連モデルの展開として、6月頃にシビックに2Lハイブリッド車が追加される予定のため、この時にインサイトを生産中止する見込みです。そして8月にはフィットがマイナーチェンジを受ける予定で、これと同時にシャトルが廃止され、さらに同じ頃にCR─Vも販売を終了すると思われます。

 この1月の登録台数はシャトルが963台、インサイトが181台、CR─Vが827台で、インサイト以外はまだ通常に生産されています。

 いずれも現時点では4月頃に納車が可能になっています。販売店の営業担当者もモデル廃止を承知しているので、値引き額はカーナビやETC付きだと35万円引き以上と、好条件を提示するケースが多くなっています。

■三菱 アウトランダーPHEVは好調な販売推移

 三菱自動車が昨年12月はじめに発売したアウトランダーPHEVが好調な販売推移を見せています。月販目標を1000台に設定したのに対して、今年2月はじめまでの受注累計で1万台を突破したのです。

 2月中旬現在の納期は半年待ちの8月となっています。

 今回のモデルからガソリンNAエンジン車を廃止し、PHEV車に絞った売り方にしたことで、売れゆきが向上した状況にあります。

 人気グレードとしては、装備や先進安全機能などを充実させた最上級グレード「P」の希望者が大半を占めています。

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