<p>ネットユーザーの3分の1が「誤情報に無関心」、全てのネット情報を信じる人も一定数存在しているとの調査結果 – ライブドアニュース</p><p>【結果発表】ネットユーザーの30%が「誤情報に無関心」、イギリスの情報通信庁が意識調査実施 6%のユーザーがネット上にあるものを全て信じていることも判明。さらに「誤情報を見抜ける自信がある」と答えた上で、本物を見分けられたユーザーは少数だったという。</p><p>イギリスの情報通信庁(Ofcom)が2022年3月29日に、インターネット上の誤情報に対する意識調査の結果を発表しました。これにより、インターネットユーザーの30%が、「オンラインコンテンツが虚偽または偏向している可</p><p>能性」を適切に認識していないとの実態が浮かび上がりました。 The genuine article? One in three internet users fail to question misinformation – Ofcom https://www.ofcom.org.uk/news-centre/2022/one-in-three-internet-users-fail-to-question-misinformation Ofcomによると、YouTubeでは毎分500時間のコンテンツがアップロードされ、TikTokでは毎分5000本の動画が視聴され、Instagramでは毎分69万5000本のストーリーが共有されており、現代はかつてないほど「事実とフィクションを見分ける判断力」が重要な社会になってきているとのこと。 しかし、Ofcomがインターネットを利用しているイギリスの人を対象に実施した調査により、成人のネットユーザー1450万人の30%が「オンライン情報の真実性について確信が持てない、あるいは真実かどうかを考慮すらしていない」ということが分かりました。さらに、20人に1人に当たる6%のインターネットユーザーが、ネット上にあるものを全て信じていることも判明しています。 誤情報に関する意識が低いだけでなく、誤情報を見抜く能力も危ぶまれています。Ofcomが参加者らにソーシャルメディアの投稿などを見せて信頼性を評価させる調査では、成人の69%が「誤情報を見抜ける自信がある」と答えたにもかかわらず、本物の投稿を見分けられたのはたった22%だったとのこと。調査対象者が12~17歳の子どもでも、74%が「自信あり」と答えた一方で正しく答えられたのはわずか11%と、同様の傾向が見られました。 この調査結果について、OfcomのCEOであるDame Melanie Dawes氏は「不安定で未来が不確かな今日の世界では、誰もがオンラインで事実とフィクションを区別できるという自信と、見分けるためのツールを持っている必要があります。しかし、大人や子どもの多くは、何がフェイクなのかを見極めるのに苦労しているようです。そこで私たちは、この問題に取り組むとともに、IT企業らにも有害な誤情報の根絶を優先するよう呼びかけています。そして、ネットサーフィンをする時に何を考慮すべきかのヒントを提供していきます」とコメントしました。 Ofcomが誤情報を見分けるポイントとして公開しているヒントは、次の3点です。 ◆出典を確認する これは、誰が共有した情報かではなく、最初にその情報を発信した人や機関がどんな情報源かを確認するということです。 ◆情報源を疑う 情報源を突き止めたら、次にその情報源が信頼できるのか、それとも誤解を招こうという動機を持っている可能性があるのかについて考えてみます。 ◆一歩引いてみる 何かを信じる前に、それを信じたいと思う心が自分の中にあるのかを振り返る必要があります。</p>