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 MotoGP第3戦アルゼンチンGPの予選がテルマス・デ・リオ・オンドで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)、ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)が会見に出席。フリー走行1回目、2回目と予選が行われた土曜日を振り返り、決勝レースへの展望を語った。

■アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)/予選:ポールポジション

「とてもうれしい。それに、アプリリアで6年を過ごして(ポールポジション獲得を)成し遂げたことを誇りに思う。どのくらい(ここまで)遠く、どのくらい苦しんできたのか、僕はわかっている。今日は少なくとも、世界でも最速バイクのひとつであると証明できて、うれしいよ」

「もちろん、(ポールポジションが)めちゃくちゃ大事、というわけじゃないことはわかっているよ。でも、ライダーとしては、スピードを感じ、自分が最も速いライダーだと感じることは常に素晴らしいことなんだ。それに、MotoGPになってからアプリリアが獲得した初めてのポールポジションだ。すごく素晴らしい瞬間だ。だから、このポールポジションはサーキットだけじゃなく、(イタリアの)ノアーレでこのMotoGPプロジェクトに関わっているすべての人たちに捧げたいんだ」

「今日は、特にフロントのハードタイヤの感じがとてもよかった。突っ込んだブレーキングができるし、高いコーナリングスピードを維持できたんだ。今日、バイクは本当によく走っていた。それに、レースペースもすごくいい。でも、地に足を着けないとね。今日はまだ土曜日だし、今回はプラクティスが1日だけという特別なグランプリだから。今夜はいろいろなことを分析しないといけない」

「それに、明日のウオームアップ・セッションはいつもより長い(※通常20分のところ、40分)。少しずつだよ。今日のポールポジションは僕に大きな自信をもたらした。明日は、全力を尽くす。1周目から攻めるよ。タイヤの摩耗についてもすごくいい状態だ。フリー走行2回目ですごくいい仕事をして、ペースもすごくよかった。できるだけリラックスして、全力を尽くそう」

■ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)/予選:2番手

「ダッシュボードに“1分37秒8”と表示されたのを見て、誰かにこのタイムを更新されるとは思わなかったよ。でも、アレイシが僕のタイムを更新した。それを大きなスクリーンで確認したんだ。でも、とにかく(彼がポールポジションを獲得したのは)僕もうれしい。どれだけ頑張ってきたのかわかるから。ポールポジションからのスタートはいいものだからね」

「明日についてはすごく自信があるよ。明日、まだ改善の余地があると思うから、ウオームアップ・セッションで確認しよう。明日のウオームアップ・セッションはプラクティスみたいに長いからね。これはいいことだよ。予選では、フロント部分についてかなりよくなったと思う。かなりハードにブレーキングできるようになったし、自信を持てるようになった。これまでのところ、今年の中でも最高のレースウイークになっていると思う」

「(このレースで)完走するのは自分自身の自信のためにも大事だ。それに、次のレースに向けて自信を持つという意味でもね。ポイントが獲得できず、転倒が続けば、常に懐疑的にもなる。でも、広い視野でとらえれば、第1戦はどうしようもなかったし、第2戦はウエットのレースだったんだ。だから、(今回は)自分たちのポジションで、完走できると思う」

■ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)/予選:3番手

「(ムーニーVR46レーシング・チームは機材輸送トラブルの大きな影響を受けたが)チームは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らとドゥカティに感謝したい。彼らは僕に、今日のために完ぺきな2台のバイクを準備してくれたんだ。容易なことじゃない。普通は2日間でやる仕事だというのに、たった8時間しかなかったんだから。(フロントロウを獲得できて)素晴らしいよ。彼らにとってもいい結果になった。きっと今夜はよく寝られるだろう」

「僕としては、タイムアタックでいい感触があるんだ。今季は常にそうなんだけど、シーズンの始まりではいくつか問題があった。今は、うまくいっていると思う。(問題を)解決し始めている。今日のスタートから、フィーリングがとてもよかった。このサーキットを走るのが初めてではあるけれど、強く速く走れると思う。ただ、明日はウオームアップ・セッションが重要になると思うね。ユーズドタイヤでは、ニュータイヤのように速くはない。フリー走行2回目のデータを分析し、ウオームアップ・セッションで、いくつか変更しないといけない」

「今週末だけじゃなく、テスト、特に開幕戦カタールGP後から問題について取り組んできたんだ。データを分析し、取り組むべきエリアについて考えてきた。そして今、うまくいっていると思う。ユーズドタイヤで走っているとき、電子制御が思うようにいかないから、僕としてはそこにフォーカスしていく必要があると思う。決勝レースに向けて、明日のウオームアップ・セッションで解決するか、よくしたいね」