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61歳の大学院生は、つい1年前まで高等学校の校長だった。出射隆文(61)は、数学の教員として教壇に立ち、香川県教育委員会などを経てキャリア最後の3年間は県内の進学校、香川県立高松高校(高松市)で校長を経験した。定年退職を迎え、香川大学の大学院に通い始めた。出射氏は「これまでの経験がいろ…