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<p>避難先に居場所ない…案内板にない列車で帰国するウクライナ難民</p><p>ウクライナ西部のリビウの駅は、戦火を逃れて出国しようとする人でごった返していた。だが、あるホームだけは人けが少ない。降り立つのは帰国した人々だ。ウクライナ難民は欧州諸国の歓迎に感謝しているが、外国での新しい暮らしの見通しが立たず、帰国する人も少なくない。</p><p>【4月2日 AFP】ウクライナ西部の都市リビウ(Lviv)の駅は、戦火を逃れて出国しようとする人々でごった返していた。</p><p>乗客は三つのグループに分けられる。ウクライナ政府による軍事支援の呼び掛けに応じようとする外国人有志。支援物資を運ぶ人。そして大半を占めるのが、ウクライナの藍色のパスポートを持つ女性と子どもだ。 車掌の一人は、ウクライナに帰国する列車に300人ほど乗り込むこともあると語る。これは出国する列車の約3分の1の乗客数だ。「最初はそんなことはなかった」が「女性や子どもが多くなった」と言い、「ホームレス状態で2、3日過ごし、ウクライナに帰った方がましだと言った女性もいた」と続けた。</p>