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<p>【巨人】吉川尚輝が来月の侍ジャパンのメンバーにリストアップ…東京ドームで強化試合・台湾戦</p><p>#吉川尚輝 が来月の侍ジャパンのメンバーにリストアップ…東京ドームで強化試合・台湾戦 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>宮崎キャンプ中の巨人・吉川尚輝内野手(26)が、3月5、6日に行われる侍ジャパンの強化試合・台湾戦(東京D)で、代表メンバーにリストアップされていることが2日、分かった。この日、侍ジャパン・栗山監督</p><p>が視察に訪れ、同強化試合を若手主体で戦うことを示唆したが、その候補に名を連ねているという。このオフ、吉川は1年間戦える体力と打力向上を狙って、3キロの増量に成功。パワフルな打撃でアピールを続け、まずは巨人で二塁のレギュラーを死守することを誓った。 白球が中堅へスッと伸びた。吉川のバットが、甲高い打球音を奏でた。打球はそのまま右中間フェンスを越えた。低めの弾道の一撃が、より強烈な印象を残した。「センター方向にいい打球が行っている時もある。その確実性を求めてやっていけたらと思います」。パワーアップを証明する、フリー打撃でのワンシーンだった。 この日から侍ジャパンの栗山監督が12球団の視察を開始したが、その先陣を切って訪れたのは巨人キャンプだった。栗山監督は自らの初陣となる3月5、6日の台湾戦(東京D)を若手を中心としたメンバーで戦うことを示唆。巨人からの候補について問われると「みんなが考えているような選手です。もちろん巨人には岡本選手、吉川選手だったり、いい選手がいっぱいいる」と話したが、吉川は岡本和、戸郷、高橋らとともに候補リストに入っていることが判明。吉川は正式に選出されれば、19年3月の強化試合・メキシコ戦(京セラD)以来の侍入りとなる。 守備力はもはや球界屈指の域。1年間戦える強い体と打撃が向上すれば、侍の常連にだってなれる素材だ。だが、吉川はまず、巨人の二塁のレギュラー確保しか頭にない。栗山監督が自身の名を挙げたことについて「そうやって言っていただけるのは本当に光栄なことですが、まずこのキャンプをしっかりやり切りたい」ときっぱり言った。 昨季は打率2割7分2厘も、調子に波があった。このオフは岡本和、中山とともに自主トレを行い、ハードなウェートトレによって体重は筋肉で3キロ増の81キロに。「1年間戦うためにしっかりウェートもやりながらキープしていきたい」。このキャンプからは、バットも900グラムをわずかに切る重さだったものを「900ちょっとに」重くした。「これが強く振れれば、軽いバットに戻した時でもスイングスピードもより速くなると思う」。この日も全体練習後には特打も行い重いバットを振りまくった。途中、阿部コーチから、岡本和の動きを参考にトップをつくってから出す軌道の助言も受けた。体も技術も道具も、打撃の抜本的改革を進めている。 原監督も「パワフルになった」とオフの成果を認めつつ、栗山監督が岡本和と並んで吉川の名を挙げたことには「吉川はまず自分のところでレギュラー取ることが大事だよな」と厳しくハッパをかけた。自信を持って推薦するための愛情の裏返しだ。「キャンプでいい準備、アピールしたい」と新背番号2。G党の希望が、ひときわの輝きを放つ。 ◆巨人の今季二塁争い 広い守備範囲を誇り、昨季108試合に出場した吉川がレギュラー筆頭候補。中島との自主トレで打撃に磨きをかけた北村や内川組でブレイクを期す広岡、若林らがその座を狙っている。また、足のスペシャリスト・増田大や昨年プロ初安打を放った湯浅もチャンスをうかがう。</p>