<p>【巨人】丸佳浩の優しさ…V弾もお立ち台辞退「プロ初勝利の戸田が目立つよう、一人で上がらせてあげて」</p><p>#丸佳浩 の優しさ…V弾もお立ち台辞退「プロ初勝利の戸田が目立つよう、一人で上がらせてあげて」 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人の丸佳浩外野手が、攻守で活躍した。2回に自身の2号ソロで勝ち越すと、3回1死一塁では大山の浅めの飛球に中堅・丸が猛チャージをかけ、最後はスライディングキャッチで好捕した。</p><p>両手に残った感触で、打球の行方を確信した。丸はベンチを指さしながら、小走りで駆けだした。「久しぶりにいい感触で捉えられたな、という打球ですね」。大きな放物線を描いた白球が、右中間席中段へ飛び込んだ。2号ソロで勝ち越し点をもたらした。 同点で迎えた2回無死、阪神・小川の初球、見逃せばボールという高めの速球を上からバットをかぶせるようにたたいた。3月25日の中日との開幕戦初打席で12球団最速弾となる1号ソロを放って以来となる一発も、予習の成果だ。「カーブや落ちる球の投手だったので目付けを上げて。高めは甘いところならいこうと」。打席ごとに狙いを明確にさせてくれるスコアラー陣のおかげと感謝した。 これで3試合連続打点と好調ぶりを見せつけるが「1、2回は展開的にもしっかり点を取れたけど、それ以降がね。あと1点、もう1点、ダメ押しっていうのがなかった」。根底にある「もう1点」の思考が、16年から20年まで“個人5連覇”を経験した優勝請負人と呼ばれるゆえんだ。 打の殊勲者として球団広報からお立ち台を打診されたが「プロ初勝利の戸田が目立つよう、一人で上がらせてあげてください」と後輩に花を持たせた。背番号8がヒーローになる機会は何度でもある。誰もが分かっている。(西村 茂展)</p>