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当時から南郷が取り組んでいたのは、静物写真だった。 たとえば、卵や野球のボール、石などの白い物体を真っ白な背景で撮影する。 白の中に白いものを置くと埋没してしまいそうなものだが、不思議なもので、白に白を合わせると、白という色の無限の種類が現れてくるのである。 というような高尚なテー…