家族の一員であるペットと一緒にクルマで出掛ける人が増えている。そういった人に非常に役立つのが高速道路の高速道路のSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)に併設されたドッグランだ。
ここでは北海道から九州の鹿児島まで全国にある高速道路のSA・PAにあるドッグランを廻ったライターが、また立ち寄りたい!と思うホスピタリティの高い施設をエリア別に紹介する。
第1回は「関東編」をお送りしたが、今回の第2回目は東海エリアにある高速道路のSA・PAのドッグランの中から、ワンちゃんも喜んでくれること間違いなしのベスト3を選んだ。
ペットと一緒にリフレッシュできるドッグランのあるオススメのSA・PAベスト3(関東編)
文/高市智子、写真/萩原文博
【画像ギャラリー】東名、新東名のドッグランのあるオススメのサービスエリアの詳細画像を紹介(13枚)画像ギャラリー利用者の多い日本の大動脈に相応しく、施設が充実!
今回は東海地方でも主に静岡県と愛知県の2県に位置し、主に東名高速道路と新東名高速道路のSA・PAに設置されているドッグランに注目。
日本の大動脈である東名高速と新東名高速が通る東海エリアはドッグラン施設が多い!
全国の中でも、この2県はドッグラン施設のあるSA・PAが多めで合計14ヶ所も設置あり。特に、新東名高速道路のほとんどのドッグランが人工芝で作られ設備も新しく、飼い主もワンちゃんも快適に利用できる。
【ドッグランがあるSA・PA】
東名高速道路
・足柄SA下り
・足柄SA上り
・富士川SA上り
・牧之原SA上り
・美合PA下り
・豊田上郷SA上り
・尾張一宮PA下り(名神高速)
新東名高速道路
・駿河湾沼津SA下り
・駿河湾沼津SA上り
・静岡SA下り
・静岡SA上り
・浜松SA下り
・浜松SA上り
・岡崎SA上下
以上の施設の中から、ワンちゃんが喜んで遊べる環境であることはもちろん、飼い主であるドライバーにとっても快適で、旅の疲れを癒してくれるおすすめドッグランを厳選してみた。
東海エリア、ベスト3は岡崎SA(新東名)
数あるドッグランの中で、お勧めしたいベスト3は、東名高速道路の岡崎SA(愛知県岡崎市)だ。NEOPASA岡崎は、東京方面からのドライバーにとっては愛知県の玄関口、東海3県内で最大規模の上下集約型サービスエリアだ。
上り線側の正面に、徳川家康公のふるさと「岡崎城」を模った石造りの標識がすぐに目につき、ドッグランへ向かうテンションを高めてくれる。
ドッグランは、小型犬用(180㎡)と大・中型犬用(170㎡)に分かれている。小ぶりなドッグランだが、情緒ある和風の建物とマッチした長ベンチもあり、フェンス越しに野原も眺められるのが特長。
国内で唯一無二の砂利フィールド
フィールドは、約1〜2㎝サイズの砂利が敷き詰められている。砂などは混じっておらず至って清潔な環境で、まるで日本庭園にでも入ったような雰囲気も感じられる。芝生や土の地面が多い国内SA・PAのドッグランの中でも唯一無二の施設だ。
地面が砂利の場合、ワンちゃんの足や体が汚れにくいというメリットもある。ただし、夏場やよく晴れた日の昼間は、砂利が高温になりワンちゃんの足を火傷してしまう可能性もあるため、砂利を触って熱くないか確認してから遊ばせることが必要。
「和」の風情を感じられる、観光地的なスポット
また、岡崎S Aは東海道五十三次「岡崎宿」をイメージした情緒ある和風の佇まい。ドッグラン同様に、町家のような建物はサービスエリアの中でも印象に残り、ちょっとした観光地に訪れているような気分が楽しめる。
東海エリア、ベスト2は牧之原SA上り(東名)
続いて、愛犬家ドライバーにおすすめのドッグランがあるのは東名高速道路の牧之原SA上り(静岡県牧之原市)だ。駐車場から茶畑を登った丘の上にある。車の排気ガスが気になる人も、安心して遊ばせることができるだろう。
東名高速道路随一の面積を誇る広さ!
牧之原SAのドックランは、なんと660㎡と東名高速道路随一の面積を誇る広さ!直線距離が50mを超え、ワンちゃんは広大な斜面を駆け回ることができるダイナミックな人気のドッグランだ。地面は芝生と砂地が入り混じっているため、足が汚れる心配もない。
愛犬家ドライバーを配慮した設備もあり
さらにウンチ用ビニール袋の設置も有り。うっかりビニール袋を車内に忘れてしまうのも、愛犬家ドライバー”あるある”だろう。愛犬家のことをしっかり配慮して設備を考えていることが垣間見られる。
丘の上にある緩やかな斜面のフィールドは、平坦な地面が多い他のドッグランに飽きてしまったワンちゃんも、きっと喜んでくれるはず。思いっきり走ることが大好きなワンちゃんには、ぜひ訪れて欲しいスポットといえる。
また豊かな緑に囲まれているため、サービスエリアにいることさえ忘れさせてくれる。ドッグランの周りは、歩道として整備されているためリードを付けて散歩することも可能。
茶畑の丘の上で、ピクニック気分を味わえる
ここ牧之原市は日本を代表する緑茶の産地で茶畑に囲まれており、お茶にちなんだお土産も豊富なサービスエリア。SA敷地内の一部も茶畑があり、ドッグラン内にもテーブル&イスがあるため緑の中で小休憩することができる。いつもとは違う景観を眺めながら、ピクニック気分を楽しむのもいいだろう。
東海エリア、ベスト1は駿河湾沼津SA下り(新東名)
最後に東海エリアでおすすめのドッグラン、ベスト1は、新東名高速道路のNEOPASA駿河湾沼津下り(静岡県沼津市)だ。
ドッグランは、全犬種用(580㎡)と小型犬用(590㎡)の2つのフィールドに分かれているため、小型犬でも安心して遊ばせることができる。駐車場からも見晴らしがよく、すぐに目につく。
フィールドは平面ではなく3段の緩やかな坂があり、ワンちゃんも飽きずに遊べるだろう。人が通るところは階段も設置してあり、歩き回りやすい形状になっているのも有り難い。
キレイな人工芝が気持ちよく、写真映えも満点!
2017年に人工芝にリニューアルしたばかりで、清潔できれいなグリーン色が映えて気持ちよい。坂になっているため、ワンちゃんを見上げて晴れた空の下で写真を撮るのもおすすめ。
アジリティはないが、3カ所に簡易的な日よけ付きのベンチスペースが設置されている。ベンチに座ってくつろぎながら、元気よく遊んでいるワンちゃんを見守ることも可能。照明灯も各所にあるため、暗くなっても安心して遊ばせられるのもポイントが高い。
駿河湾沼津SAは、ドッグランのそばに、大きな公園も設置されている。テーブル・ベンチや遊具もあり、ドッグランの後に食事をしたり、子どもと遊んだり、家族みんなで羽を伸ばせるのが魅力的だ。
沼津港を見下ろし、リゾート気分を堪能
またNEOPASA駿河湾沼津S A下り線は、眼下に広がる沼津湾をモチーフに建物がきらびやかなオーシャンカラーになっているため、まるで海岸リゾートのような開放感がある。
ドッグランだけでなく、整備されている遊歩道や子ども向けの遊具エリア、施設のフードコート内にはキッズスペースも完備するなど、カップルやファミリーにも優しく、一日中いても飽きずにレジャーを楽しめる人気のサービスエリアとして一押しのスポットだ。
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