<p>劇場空爆の生存者、「恐ろしい」体験語る ウクライナ</p><p>劇場空爆の生存者、「恐ろしい」体験語る ウクライナ</p><p>【4月2日 AFP】ロシア軍に包囲されるウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)で先月起きた劇場空爆で、一命をとりとめた女性2人が、当時の「恐ろしい」体験をAFPに語った。</p><p>空爆の日は、平穏に始まった。弾が建物に命中したとき、子どもたちは母親のそばで遊んでいた。ドゥボビツカヤさんは壁にたたきつけられ、顔面を負傷。すぐに息子の悲鳴が聞こえたが、娘の声は聞こえなかった。 それから2週間たった今、ドゥボビツカヤさんはリビウの避難所で娘を抱きながら、「この子がいなくなったと思った時が、最も恐ろしい瞬間だった」と振り返る。「たとえ手足がなくなっていたとしても、せめて生きていてほしい」と願ったという。 AFPが入手した衛星画像や目撃者の証言によると、劇場の前方と後方の地面にはロシア語で「子ども」と大きく白字で書かれていた。当局によれば、劇場内には当時、女性や子どもを中心に1000人が避難していたが、空爆による死者数は現在もはっきりしない。 劇場は、人道支援として公式に実施される避難の出発地とされていた。ロシア軍は、劇場にはウクライナの精鋭部隊「アゾフ連隊(</p>