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作家である主人公柏山康平が、台湾の国民党の空軍隊員だった叔父王康平の真実に迫っていく。現実と虚構、現在と過去、台湾と中国と日本…。事象が入り交じる多層構造の物語で、奥行きが深い。読者の脳内を大いに刺激していく。 1959年、中国上空で敵機に自身の乗ったB-17が撃ち落とされた叔父。多数の…