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(新潮選書・1485円) 親鸞はもちろん、それ以上に55年前、『さらばモスクワ愚連隊』で時代を魅了した小説家・五木寛之の原点がよく分かる。最終章に感動。 平壌で敗戦を迎えた五木少年はソ連軍最悪の戦闘部隊の進駐を見る。捕虜、犯罪者、外国兵などからなる使い捨ての第一線部隊。ある時、その薄汚い…