もっと詳しく

コロナ禍が長引き、先行きが不透明な状況が続く中で見た浜田知明(1917~2018)の版画群は、この間の行動を省みさせる。戦後社会の危うさや、人間の愚かで弱い一面を皮肉と諧謔(かいぎゃく)のベールで包んだ作品は、人間がどれほど賢くなったかを測る「物差し」のようでもある。 神奈川県茅ケ崎市の…