もっと詳しく

『獣の奏者』では人には慣れない獣が、『鹿の王』ではウィルスが、この世界をひもとく重要なモチーフとして描かれていた。そして、最新作『香君』では植物の知られざる生態に、読者は心揺さぶられることになるだろう。上橋菜穂子さんは言う。(全3回の2回目。1回目、3回目を読む) 植物は、静かで、や…