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明治政府の廃仏毀釈は多くの仏教建築、仏像、仏画を破壊した。難を逃れたそれらに美術的価値を見いだし、世界に発信したのは、米国の東洋美術史家、アーネスト・フェノロサである。1878(明治11)年に来日、政府の調査員として古社寺の宝物調査に当たり、岡倉天心らと共に仏教美術の保存に功績を残した…