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作家の田辺聖子さんが女学生時代に書いていた日記がある。3年ほど前に亡くなったあと、遺族が自宅からたまたま見つけたノートのタイトルは「十八歳の日の記録」。数え年で18になった1945年、終戦を控えた4月から書き起こされた、多感な少女の思索の跡だ。▼よみがえった日記をひもとけば、当時のハイテ…