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<p>ウクライナ文化財損壊50超 ユネスコ、世界遺産も懸念</p><p>ウクライナ文化財損壊50超 ユネスコ、世界遺産も懸念 国内7つの世界遺産に被害は確認されていないが、危険性は高いと懸念を強めている。</p><p>国連教育科学文化機関(ユネスコ)は1日、ロシアが侵攻したウクライナで、これまで教会や歴史建築など少なくとも53の文化遺産などに全壊や一部損壊の被害があったとの…</p><p>世界遺産の「歴史地区」で保護対象の文化財であることを示す「ブルーシールド」が設置された建物=ウクライナ・リビウ(ⓒUNESCO/ALEXANDRE・LARCAN・共同) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は1日、ロシアが侵攻したウクライナで、これまで教会や歴史建築など少なくとも53の文化遺産などに全壊や一部損壊の被害があったとの集計を明らかにした。国内7つの世界遺産に被害は確認されていないが、危険性は高いと懸念を強めている。 パリの本部で記者会見したエルネスト・オットーネ・ラミレス事務局長補(文化担当)は「被害の確認は日々増えている。人々の命に加え、人類の遺産も危機にひんしている」と訴えた。 内訳は、宗教施設が29、歴史的建造物が16、美術・博物館が4、記念碑が4。東部ハリコフの周辺で確認された被害が多いほか、空爆された南東部マリウポリの劇場も含まれる。 中世建築が残り、ウクライナが世界遺産登録の候補の一つとする北部チェルニヒウに関しては情報収集が困難で、深刻な被害が出ている恐れがあるという。(共同)</p>