東洋インキSCホールディングス(HD)のリチウムイオン2次電池(LiB)用導電助剤事業が順調な立ち上がりをみせている。2026年度までに同事業関連で計100億円の設備投資を計画するなか、正極材用のカーボンナノチューブ(CNT)分散体を中心に引き合いが強まり、日中の生産拠点で増強を計画。すでに高容量LiB向けに採用を決めた欧米拠点も第2期工事に着手した。さらに24年度以降には負極用の事業立ち上げが本格化する見込みで、26年度以降の売り上げ規模は当初目標の200億円を大きく上回る可能性が浮上する。続きは本紙で