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 変な表現だが、3つほど違和感を覚えている。1つは、パンデミックと平和の祭典と戦争の危機が全部同時に起こっていることだ。コロナの国内感染者数が過去最多に達した、というニュースの次のニュースで、各国の選手達がオリンピックで健闘を讃え合っている。続いて、雪の中を進む戦車の映像が流れる。パラレルワールドを描く映画を見ているような違和感だ▼2つ目は、時間が遡ったような違和感だ。ピンクフロイドのザ・ウォールが世界中でヒットしていた頃、ベルリンの壁が崩壊した。ラジオから流れる“ヘイ!教師ども、子供達のことは放っといてくれ”の歌詞が印象的だった。あれから40年余りが過ぎた▼この間に起こった紛争や戦争などの争いごとは、この歌詞を替え歌にして表現したくなる。今なら教師どもをプーチンに、子供達をウクライナに、だろう。あるいは逆の立場ならプーチンでなくG7か▼G7とは米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本のこと。昔の感覚でいえば西側諸国だ。壁は崩壊し、確かにドイツは統合したが、それ以外は冷戦時代と変わらないではないか。タイムマシーンに乗ったような違和感だ▼最後の1つは大した話ではない。胃のあたりに違和感がある。きっと食べ過ぎだ。あのチームが開幕戦で負けたせいだ。(22・2・22)