今回は「メモリ」についてです。
初めに
IT用語をまとめたサイトは数多くあります。
あるのですが、詳しく説明しようとしているのか情報過多になって、結局何が言いたいのかわからないサイトが非常に多いです。
また、編集者が知ってて当たり前と認識している内容の説明はスルーしていることも多々あります。
私は一応電気電子が専攻なので、IT用語は基礎中の基礎から知りたいのです。
その為、こうして自分で調べて自分なりに自分の言葉でまとめておこうと思ったわけです。
本記事は、タイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。
また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。
詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。
メモリとは?
メモリは英語で[memory]と書きます。
意味は[記憶]です。
IT分野においては、コンピュータのデータやプログラムを保存することができる記憶装置がメモリです。
HDD(ハードディスク)、SSD、RAM、ROM。
なんかどこかで聞いたことがあるのではないかと思われるこれらの記憶装置はすべてメモリです。
ただ、単に「メモリ」といった場合、CPU(コンピュータの頭脳)と直接読み書きをするメインメモリ(主記憶装置)を指していることが多いです。
メインメモリに当たるのはRAMなので、メモリといったらRAMを指しているわけです。
CPUのメモリをわざわざメインメモリと呼ぶのには理由があります。
CPUはコンピュータの頭脳です。
頭脳に求められているのは高速動作です。
指示を出したら迅速に対応してもらいたいですからね。
なので、データを読み込むスピードも速くして欲しいのです。
ですが、CPUの演算スピードは凄まじいものなので、下手なメモリだとその動きについていけません。
その為、メインメモリは応答スピードを重視しています。
何事にも言えるのですが、何かを伸ばそうとすると何かを犠牲にする必要があります。
では、メインメモリは何を犠牲にしたのでしょうか?
答えは記憶力です。
自分は余計な情報を保持しないようにしてスピード重視にしているんですね。
ただ、記憶力が心許ないのでそこを補う必要があります。
その役割をHDDなどのストレージに頼んでいるんです。
ストレージに保存されたデータは、必要に応じてメインメモリが呼び出して使用します。
仕事で例えると、自分の手はなるべく空けるようにしてすぐ動けるようにする為に部下に仕事をぶん投げている上司がメインメモリで、上司に都合の良い時に使われる部下がストレージです。
お前この案件のデータ手元に置いといて。
指示出したらすぐよこせな。
はい…。
この関係をそのままイメージして欲しいのですが、上司が忙しくなったら部下はどうなりますか?
指示が無ければ動きようがないですし、指示通り動いたとしても上司が忙しくて対応してくれないかもしれないですよね?
『PCの動作が遅くなったらメモリを軽くしろ』とよく言われる理由がこれです。
『上司(メインメモリ)が忙しくなって仕事が回らなくなってるから上司の仕事を減らして』と言っているんですね。
この前の案件のデータ持ってきましたー(・∀・)ニヤニヤ
この前の案件のデータ持ってきましたぁ(・∀・)ニヤニヤ
知るか!今忙しいんだよ!!
最後に、メインメモリとその他のメモリの大きな違いを記述します。
先程、メインメモリは記憶力を犠牲にしていると述べましたよね?
ここにちょっと補足が必要です。
具体的に言うと、メインメモリは電源を落とした際にデータを保持できません。
ストレージは保持できます。
前者を揮発性、後者を不揮発性と呼びます。
その為、メインメモリは記憶力を全部犠牲にしています。
起きている間は忘れないんですけど、寝たら次の日にはきれいさっぱり忘れてるんです。
羨ましいですね。
だから、メインメモリはコンピュータの電源を入れ直す度に必要なデータを他のメモリから受け取ってるのです。
まとめ
メモリとは、コンピュータのデータやプログラムを保存することができる記憶装置です。
ただ、一般的にメモリと言ったらメインメモリを指している場合が多いので注意が必要です。
以上、「メモリ」についてでした。