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2021年もあと1週間で終わろうとしているとき、自宅に突然、書類のようなものがドサッと届いた。中にはA4判用紙が235枚、小説のゲラ刷りが入っていた。タイトルは「マネーの魔術師 ハッカー黒木の告白」というものだった。 戸惑いながら、送り状を見ると、中央公論新社の方から「和歌山出身の作家、榎本…