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<p>銚子電鉄、「限界鉄道会社」に 故障で減便、稼働車両1本</p><p>銚子電鉄、「限界鉄道会社」に 故障で減便、稼働車両1本 千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」が、稼働できる電車が1本だけという異常事態に陥っている。</p><p>千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」が、稼働できる電車が1本だけという異常事態に陥っている。3本あった電車のうち1本の検査中に、もう1本が故障して走行不能に…</p><p>緑のトンネル(本銚子-笠上黒生間)を走る銚子電鉄 =2019年8月29日、千葉県銚子市 千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」が、稼働できる電車が1本だけという異常事態に陥っている。3本あった電車のうち1本の検査中に、もう1本が故障して走行不能に。通常ダイヤでの営業は困難となり、同社は24日から2便減らした。竹本勝紀社長は「不安におびえながら運行する『限界鉄道会社』になった」と困り顔だ。 銚子電鉄によると、運休したのは通学・通勤時間帯の便。新型コロナウイルスの感染対策で減便していたが、高校生の保護者からの要望により、通学時間帯のダイヤを復活させた直後だった。 「銚子電鉄」の電車=千葉県銚子市(同社提供) いずれの車両も製造から約60年が経過しており、故障は老朽化が原因とみられる。数年ごとに検査が必要とされ、1本を検査中は2本で運行していた。本来は4本が必要だというが、資金繰りなどの関係で確保が難航していた。 銚子市内を走る銚子電鉄。奥は太平洋 =2019年8月30日(宮崎瑞穂撮影)</p>