Windows11をインストールするためのブータブルUSBメモリやインストールディスクの作成に必要なISOファイルのダウンロード方法をメモ。
マイクロソフト公式サイトからのダウンロードや、それ以外の方法もあります。もし、マイクロソフト公式サイトからダウンロードできない状態であったり、ダウンロードに失敗する時にお役立ていただければと思います。
3つのWindows11のダウンロード方法
- 公式サイトからダウンロードする方法。
- フリーソフト「Microsoft Windows and Office ISO Download Tool」を使う方法。
- フリーソフト「Rufus」を使う方法。
1.公式サイトからダウンロードする方法。
まず、ISOファイルをダウンロードするためにマイクロソフト公式の「Windows 11をダウンロードする」にアクセスします。
ページを開いたら「Windows 11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする」という項目まで、ページをスクロールします。
「Windows 11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする」の項目で「Windows 11」を選択して「ダウンロード」をクリックし、次の画面に進みます。
次に「製品の言語の選択」の画面が現れるので、「日本語」を選択し、「確認」をクリックします。
ここでダウンロードボタンが現れるので、「64-bit ダウンロード」ボタンをクリックすると、ISOファイルのダウンロードが始まります。ちなみに、Windows11は64ビット版しかありません。32ビット版は存在していません。約5.11GBのファイルサイズがあるので、私の環境ではダウンロードに約12分かかりました。
ダウンロード後は以下の「Win11_Japanese_x64.iso」ファイルが保存場所にあるはずです。
2.フリーソフト「Microsoft Windows and Office ISO Download Tool」を使う方法。
このフリーソフトはインストール不要で、Windows11/10/8.1/7やOffice 2019/2016/2013/2010のインストールメディアのISOイメージをダウンロードできます。
まず、「Microsoft Windows and Office ISO Download Tool」ページにアクセスします。
ページの下の方にある「Download: Windows-ISO-Downloader.exe」からダウンロードします。
このソフトはインストール不要なので、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動します。
起動すると以下の画面が表示されます。
起動したら「Windows」タブにある「Windows10」をクリックし、「エディションの選択」のリストを開きます。このリストにWindowsw11が含まれています。
表示された一覧からご希望の「Windows11」のエディションを選択します。
Windows11を選択したら、「確認」をクリックします。
「製品の言語の選択」の項目が表示されるので、「日本語」を選択し、「確認」をクリックします。
次に現れる「64-bitダウンロード」ボタンをクリックします。
以下のダイアログが表示されるので「保存」をクリックし、保存場所を選択する画面を開きます。
任意の保存先のフォルダを選択して、「保存」をクリックするとISOファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すると、保存先に「Win11_Japanese_x64v1.iso」というファイルがあるはずです。
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3.フリーソフト「Rufus」を使う方法。
「Rufus」はISOファイルからブータブルUSBメモリやブータブルCD/DVDを簡単に作成できるフリーソフトです。ここではWindows11のISOファイルダウンロードからWindows11インストール用ブータブルUSBメモリを作成する手順を説明します。
まず、「Rufus」のサイトにアクセスします。
以下の部分のリンクからダウンロードします。インストールせずに使いたい場合は「Portable」を記載のあるポータブル版をダウンロードしてください。インストール版との違いはWindowsのスタートメニューに登録されるかどうかで、機能の違いは特にありません。
インストールまたはポータブル版を起動したら、「選択」というボタンをクリックして「ダウンロード」をクリックします。ブータブルUSBメモリ化させるUSBメモリを挿しておく必要があります。USBメモリが接続されていないと、選択欄に「ダウンロード」ボタンが表示されません。
再度「ダウンロード」ボタンをクリックします。
バージョン欄で「Windows11」を選択します。
「続ける」をクリックします。
次に、リリース欄でご希望のバージョン(ビルド)を選択し、「続ける」をクリックします。ここでは現時点で最新の「21H2(Build 220000.194-2021.10)」を選択しました。
次はエディション欄でご希望のエディションを選択し、「続ける」をクリックします。ここでは「Windows 11 Home/Pro/Edu」を選択しました。
次は言語欄で「日本語」を選択して。「続ける」をクリックします。
ここで、アーキテクチャ欄が現れるので「x64」を選択し、「ブラウザを使ってダウンロードする」にチェックを入れ、「ダウンロード」ボタンをクリックすると、ブラウザが起動しWindows11のISOファイルのダウンロードが始まります。
「ブラウザを使ってダウンロードする」にチェックなしの場合は、ダウンロード後、そのままブータブルUSBメモリの作成が始まります。
ダウンロードが終了すると、ダウンロード先に「Win11_Japanese_x64.iso」というファイルがあるはずです。
ダウンロードのみで良ければ、「閉じる」ボタンを押して終了します。
そのままインストール用のUSBメモリを作成したい場合は、「ダウンロード」ボタンを「選択」に戻して、ダウンロードしたISOファイルを指定し、「スタート」ボタンをクリックすれば、ブータブルUSBメモリを作成できます。
2つのインストールUSBメモリ作成方法
Windowsのデスクトップ上からWindows11をインストールするのであれば、『インストールアシスタント』を使うが簡単ですが、ここでは、他のPCにインストールする際のUSBメモリの作成方法を説明します。他の手段としてインストールDVDディスクを作成する手段もありますが、ここでは説明を省きます。
1.公式サイトのインストールメディア作成ツールを使う方法。
まず、「メディア作成ツール」をダウンロードするためにマイクロソフト公式の「Windows 11をダウンロードする」にアクセスします。
ページを開いたら「Windows 11 のインストール メディアを作成する」という項目まで、ページをスクロールし、「今すぐダウンロード」をクリックすると、ダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すると、保存先には以下の「MediaCreationToolW11.exe」があるはずです。これをダブルクリックします。
起動に少し時間がかかりますので、しばらく待ちます。
「同意する」をクリック。
「次へ」をクリック。「このPCにおすすめのオプションを使う
」のチェックを外すと、言語を変更できるようになります。
「USBフラッシュドライブ」を選択して、ここでUSBメモリ(8GB以上)をPCに挿します。そして、「次へ」をクリックします。
いくつかのドライブが表示されますが、インストールUSBメモリとして使用するPCに挿したUSBメモリを選択します。
Windows11のダウンロードが開始されるので、完了するまでしばらく待ちます。回線や込み具合にもよると思いますが、私の環境(フレッツ光・マンションタイプ)では約15分くらいかかりました。
ダウンロードが完了すると、自動的に「次へ」進み、以下の画面で出るので「完了」
をクリックすると、ツールが終了し画面が閉じられます。
USBメモリを一度抜き、挿し直します。するとPCのフォルダに「ESD-USB」というのが表示されるかと思います。これがWindows11のインストール用USBメモリとなります。このUSBからPCをブートしてインストールすることもできます。
このUSBメモリをダブルクリックして開くと、以下のファイルがあると思います。この中の「setup.exe」がWindows11のインストーラーです。
これでUSBメモリの作成は以上です。
このままインストールする場合は、「setup.exe」をダブルクリックすると、以下のインストール画面が表示されるので、画面の指示に従ってインストールします。
2.フリーソフト「Rufus」を使う方法。
USBメモリをPCに挿した状態でRufusを起動します。以下は「Rufus」のページからダウンロードしたポータブル版です。これをダブルクリックします。
対象のUSBメモリが選択されていることを確認し、「選択」をクリックします。
インストールUSBの元となるISOファイルを指定する画面が現れるので、Windows11のISOファイルを選択して「開く」をクリックします。
特に設定を変更せず、「スタート」をクリックします。
補足:TPM2.0 / セキュアーブートを無視する設定も可能
Windows11はハードウェアの必須要件として、TPM2.0とセキュアブートが使えるパソコンでないとインストールすることができませんが、要件を満たしていない古いPCや仮想マシンなどにインストールしたい場合など、以下の「イメージオプション」を選択することにより、インストール時のハードウェアチェックを無効にしたインストールUSBメモリを作成することができます。
「USBメモリの中身が全部消えますよ」という警告が出ますが、「OK」をクリックします。
USBメモリへの書込みが始まるので、終了するまで待ちます。USBメモリの書込み性能にもよると思いますが、私の場合、書込み完了まで約17分かかりました。
書込み完了。これでWindows11インストール用USBメモリの作成は完了です。「閉じる」をクリックしてRufusをします。
PCを開くと、以下のようになっているはずです。
このUSBメモリをダブルクリックして開くと、以下のファイルがあると思います。この中の「setup.exe」がWindows11のインストーラーです。
これでRufusによるUSBメモリの作成は以上です。
このままインストールする場合は、「setup.exe」をダブルクリックすると、以下のインストール画面が表示されるので、画面の指示に従ってインストールします。
以上。