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栃木市の皆川城址公園が本書の舞台である。歴史研究部に所属し、個人研究のテーマを探している高校2年の「ぼく」が、体格たくましいポロシャツ姿の30代の男に馴(な)れ馴れしく声を掛けられるところから始まる。関西弁の男はやたら歴史に詳しく、この地域に強い関心を抱いているようだ。警戒しながら…